みなさん,こんにちは
おかしょです.
当ブログでは卓上時計を自作するための活動をしています.卓上時計では現在時刻の表示などをLEDを使って行う予定です.この記事ではLEDを適切な明るさで光らせるための抵抗値を求めます.
この記事を読むと以下のようなことがわかる・できるようになります.
- 卓上時計を作る際に必要な抵抗値
- LEDを光らせるための抵抗値の計算方法
この記事を読む前に
卓上時計なんてどうでも良いから,ただ,LEDを光らせたい方は以下の記事で解説しているので,そちらを参考にしてください.
使用するもの
この記事で使用するものは以下の3点です.
- Arduino Uno
- LED
- 抵抗器
LEDを光らせる電子回路
Arduino Unoを使ってLEDを光らせるための電子回路は以下のようになります.
このとき注意するのはLEDの向きです.LEDにはアノードとカソードと言うものがあります.電池で言う+と-です.この向きを間違えると,最悪LEDを故障させてしまうことがあるのでご注意ください.
この見分け方はLEDの足の長い方がアノード,短い方がカソードです.
抵抗値の計算の仕方
上の回路図の抵抗値の計算式は以下のようになります.
\begin{eqnarray}
抵抗値[\Omega]&=& \frac{出力電圧V_O [V]-順方向電圧V_F [V]}{順方向電流I_F [A]} \tag{1}
\end{eqnarray}
出力電圧\(v_O\)と言うのはArduinoから出力される電圧のことで,これは\(5V\)になります.順方向電圧\(V_F\)と順方向電流\(I_F\)はLEDのデータシートを見れば書いてあるものですので,確認してください.
私の使用するLEDは順方向電圧が約\(3V\)で順方向電流が\(30mA\)でした.つまり,式(1)を使って求められる抵抗値は\(66.6\Omega\)と言うことになります.
LED光らせてみた
求めた抵抗値は\(66.6\Omega\)とですが,そんなちょうどいい抵抗器は持っていないので,\(47\Omega\)と\(10\Omega\)とを直列に繋いで電子回路を構成します.
これで光らせてみた結果が以下になります.
卓上時計を自作しようと思って研究の合間に開発をしています.現在はロードマップのstep2まで終わっていて,LEDの抵抗値を検討しています. pic.twitter.com/dNhpyYeezD
— おかしょ (@okasho_engineer) July 17, 2021
実際に使う場合は抵抗器は一つに収めておきたいので,\(47\Omega\)の抵抗器のみを使おうと思います.
まとめ
この記事では卓上時計で使用するLEDの抵抗値を決定しました.計算の結果は\(66\Omega\)が良いのですが,都合上\(47\Omega\)の抵抗器を使うことにします.
ただ,このままだとLEDの光が拡散していないので,見栄えが悪くなるような気がします.そこで,LEDの光を拡散させるために表面をやすりで削って,拡散するように加工をしたいと思います.
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それでは最後まで読んでいただきありがとうございました.
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