みなさん,こんにちは
おかしょです.
BlenderではさまざまなCG作品を無料で作ることができます.
CG作品を作るからにはだれが見てもきれいだと思えるようなものを作ってみたいものです.
そこで,この記事ではクリスタルやガラスなどをCGで表現するうえで必要なオブジェクトの透明化をする方法を解説します.
この記事を読むと以下のようなことがわかる・できるようになります.
- Blenderの使いかた
- オブジェクトを透明にする方法
この記事を読む前に
まだBlenderのインストールを行っていない方は以下の記事でインストール方法を解説しているので参考にしてください.
なお,当ブログではBlenderの言語を日本語にしていません.日本語にしている方は表示されている文字が違うかもしれませんが,ボタンのある位置などは変更はありませんのでご了承ください.
オブジェクトを透明にする方法
まずはBlenderを立ち上げて,「General」を選択します.選択すると以下のような画面になると思います.
![](https://i0.wp.com/okasho-engineer.com/wp-content/uploads/2020/12/079661b6ec9d021bc9517d1c81248742.png?resize=1024%2C576&ssl=1)
今回はこの立方体を透明化します.立方体が透明になっているか確認できるように別のオブジェクトも表示して,透明化した立方体を通して奥が見えるのかどうかで透明化できているかを判断します.
メイン画面上で「SHIFT+A」を押して,「mesh」の中から「Plane」を選択して平面を表示します.
![](https://i0.wp.com/okasho-engineer.com/wp-content/uploads/2020/12/685e9133b0b4f6d17c35d2c824332206-1.png?resize=1024%2C576&ssl=1)
このままでもいいのですが,透明化したことがわかりやすいようにこの平面に色を付けたいと思います.
![](https://i0.wp.com/okasho-engineer.com/wp-content/uploads/2020/12/f3cd092a27c2d9a844d6e2f088c7e1cb-1.png?resize=1024%2C575&ssl=1)
右下のwindow内の下から2番目の「Material Properties」を選択します(画像の赤枠).すると上の画像のようにこの平面の材料などを設定できる画面が表示されます.初期設定では「Base Color」が白なので画像の黄色の枠をクリックして好きな色に変更します.私は茶色にしました.
上記のように設定しただけでは平面の色は灰色のままです.平面の色が変更されたかどうかを確認するには「Render View」に表示を切り替える必要があります.
そのために,まずは下の画像の赤い丸で囲ってある部分にカーソルを合わせます.メインウィンドウの右上に当たります.
![](https://i0.wp.com/okasho-engineer.com/wp-content/uploads/2020/12/e4672c2e0cfc2af4ffdd458d260d9af9.jpg?resize=1024%2C576&ssl=1)
この部分にカーソルを合わせると,カーソルが矢印から白の十字に変わります.十字になったら右クリックをします.
![](https://i0.wp.com/okasho-engineer.com/wp-content/uploads/2020/12/05.-vertical-split.jpg?resize=1024%2C576&ssl=1)
右クリックをすると,ウィンドウを縦に分割するのか横に分割するのかを選択するウィンドウが表示されるので縦に分割するように「Vertical Split」を選択します.
選択したらカーソルを左へずらすと縦に分割するラインが表示されるので適当なところで左クリックをしてウィンドウの分割を確定します.
![](https://i0.wp.com/okasho-engineer.com/wp-content/uploads/2020/12/05.-render-view.jpg?resize=1024%2C577&ssl=1)
分割を確定すると同じ画面が二つに増えるので,片側を「Render View」に変更します.
変更したいウィンドウにカーソルを合わせて「Z」キーを押すと上の画像のようにビューを選択するボタンが表示されます.
最初は「Solid」が選択されていると思います.カーソルを上に移動して「Rendered」を選択します.
すると,平面の色が先ほど設定した色に変わります.
次に立方体を透明化していきます.
まず右下のウィンドウの上から二番目のカメラのアイコンをクリックします.
![](https://i0.wp.com/okasho-engineer.com/wp-content/uploads/2020/12/06.-render-properties-1.jpg?resize=1024%2C576&ssl=1)
カメラのアイコンをクリックすると上の画像のように表示され,その中の「Screen Space Reflections」のところにチェックを入れて,三角形のボタンをクリックして展開します.
![](https://i0.wp.com/okasho-engineer.com/wp-content/uploads/2020/12/07.-Screen-Space-Reflections.png?resize=1024%2C575&ssl=1)
展開したら上の画像のように設定します.設定ができたら,立方体を選択して「Material Properties」を選択します.
![](https://i0.wp.com/okasho-engineer.com/wp-content/uploads/2020/12/0a6de965b58f377bbc2e86e6520b2e46-1.png?resize=1024%2C577&ssl=1)
「Material Properties」内の「Roughness」を0.0に,「Transmission」を1.0に変更します.この値を調整することで,透明度を調整することができます.
![](https://i0.wp.com/okasho-engineer.com/wp-content/uploads/2020/12/09.-settings.png?resize=1024%2C577&ssl=1)
最後に「Material Properties」の「Settings」にある「Screen Space Reflections」にチェックを入れます.
このようにすると,上の画像のように立方体が透明になって奥にある平面の色が透けて見えるようになります.
まとめ
![](https://i0.wp.com/okasho-engineer.com/wp-content/uploads/2020/07/c7887a92414f854a9067849a51b9bb02.jpg?resize=1024%2C575&ssl=1)
この記事ではBlenderを使ってオブジェクトを透明化する方法を解説しました.
この技術を用いることで作れるCG作品の幅が広がると思うので,ぜひ活用してください.
続けて読む
今後もBlendeに関する技術や作品の作り方を解説していくので,参考にしていただければ幸いです.
以下の記事ではBlenderで使用するコマンドなどの使用方法を解説しています.
![](https://i0.wp.com/okasho-engineer.com/wp-content/uploads/2020/12/a98b1120712ae2558c294773114e59b3-2.png?fit=785%2C655&ssl=1)
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それでは最後まで読んでいただきありがとうございました.
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