Rainmeterのコマンドやらをまとめています.

Rainmeter

みなさん,こんにちは
おかしょです.

Rainmeterと言うフリーソフトでデスクトップ画面を自由にカスタマイズできるソフトがあります.

Rainmeterではいろいろな方が作ったカスタマイズのテンプレートを使用できるのですが,この記事ではそのテンプレートを作るために使用するコマンド類をまとめています.

コマンドの意味などは公式サイトのマニュアルに載っているのですが,英語表記なのでここでわかりやすくまとめておこうと思います.完全に私の備忘録ですが,みなさんの参考になれば幸いです.

この記事を読むと以下のようなことがわかる・できるようになります.

  • Rainmeterのコマンド

 

この記事を読む前に

まだ,Rainmeterのインストールが済んでいない方は以下からダウンロードしてください.

 

skin

Rainmeterの時計やカレンダーなどのテンプレートはすべてskinと言うフォルダの中で定義されています.

つまり,このskinを作成することで新しい形の時計やカレンダーを使うことができるようになります.

[Rainmeter]

skinの中で[Rainmeter]が定義されている場合は,このセクションではskin全体のオプションを設定することができます.

Update

ここではskinの更新間隔をms(ミリ秒)単位で設定することができます.初期設定では1000となっていて1秒間隔で更新されるようになっています.設定可能な最小値は16ですが,CPUに負荷がかかりすぎてしまうためそのような低い値にはできるだけしない方が良いです.

特に更新する必要がない場合は-1と設定します.

ここで設定する更新頻度はパソコンを普通に使用している場合は大丈夫ですが,他のソフトで負荷のかかる使用をしている時は更新が遅れることがあるので注意が必要です.

 

[Metadata]

skinの情報を説明するセクションです.なくてもいいように思いますが,自分以外の方がこのskinを使用することを考えて作成しておきましょう.

Name

このskinの名前を表します.

Author

skinの作成者です.

Information

skinの使い方やその他もろもろの情報が記されます.

Version

skinのバージョン情報です.

License

skinの使用条件などのライセンス情報が記されます.

 

[Variables]

skin全体を通して使用できる変数を定義することができます.

変数の名前は自由に決定することができ,数値だけでなくフォント名などの指定も可能です.C言語などの場合は変数を定義する際にintなどの型を使う必要があります.しかし,Rainmeterの場合は型を必要としないので簡単です.

 

Meters

これは自分で作成したセクションで使用するもので,図形などのオブジェクトの設定を行います.

実際に表示するものを定義するときに使います.

Image

Meter=Imageとすることで表示する画像などの設定ができます.

サポートしている画像ファイルはpng,jpg,bmp,gif(アニメーションはサポートしていません),tif,webP,icoです.特に画像の拡張子を指定していない時はpngとして処理します.なので,png以外の画像を使用するときはしっかりと拡張子まで書かないと画像が表示されないので注意してください.

ImageName

使用する画像を指定します.特にパスを指定していない場合は同じフォルダ内にある画像を使用できます.

 

String

Meter=Stringとすることでテキストの表示ができます.

MeterStyle

別のセクションで定義されている中央揃えや文字の色などの文字の設定を読み込みます.

MeasureName

別のセクションで定義したMeasuresの設定を読み込みます.

これによって,Measuresで取得したデータを表示することができます.

 

Rotator

Meter=Rotatorとすることで画像や図形を回転させることができます.

StartAngle

画像や図形の初期角度を指定します.

デフォルトでは右を向いた角度が0となるので,StartAngleに270度を意味する3/2*piを指定することで画像を上に向けることができます.

ここで設定する値はラジアン単位なのですが,piを使って設定するとちゃんと動作しないようです.なので,270度としたい場合は4.7124と設定する必要があります.

RotationAngle

RotationAngleではStartAngleからどのくらいの角度回転させるのかをラジアン単位で設定します.

ValueRemider

ここでは回転をする角速度を設定することができます.

43200と設定すると12時間で1周します.
3600では1時間で1周,60では1分で1周します.

 

Roundline

このMeterでは線などを回転させることができます.

円グラフや時計の針を表示したいときに使われます.
基本的にはRotatorと同じ使い方をします.

StartAngle

画像や図形の初期角度を指定します.

デフォルトでは右を向いた角度が0となるので,StartAngleに270度を意味する3*piを指定することで画像を上に向けることができます.

RotationAngle

RotationAngleではStartAngleからどのくらいの角度回転させるのかをラジアン単位で設定します.

 

Measures

これもMetersと同様で作成したセクションで使用するものです.Metersとの違いは,図形ではなく数式などの図形以外の設定をします.

デスクトップ上には表示されませんが,さまざまな機能を割り当てることができます.

Time

Measure=Timeとすることで日付や時間を取得できます.

さらに表示するフォーマットも同じセクションで定義します.

フォーマット

時間を表示するフォーマットはたくさんあります.以下にフォーマットをまとめます.

%a

曜日を省略したフォーマットです.(例:Sat)

%A

曜日を完全に表示します.(例:Saturday)

%b

月を省略して表示します.(例:Dec)

%B

月を省略せずに表示します.(例:December)

%R

現在の時刻を24時間表記で表示します.(例:20:43)

%G

今年の年数を西暦で表示できます.(例:2020)

%e

日付の日数のみを表示します.(例:29)

 

Plugins

Rainmeterにはさまざまなプラグインが用意されていて,プログラムを書かなくても複雑な動きをさせることができます.

InputText

このプラグインではキーボードで入力したテキストを読み取ることができます.

英語だけでなく日本語でも問題なく読み取ることができます.

Google検索などのskinを作成する際に使用できます.

このプラグインを使用するには「Plugin=InputText.dll」とします.

 

一般的なオプション

X,Y

X,Yを定義することで表示する位置をpixel単位で設定することができます.

原点は左上の頂点としています.

値の定義に”r”を使用すると前回使用した値の左上頂点を基準とします.また,”R”を使用すると前回使用した値の右下頂点を基準とします.

W,H

表示する幅と高さをpixel単位で設定します.基本的には必ず定義しなければならないのですが,画像や文字を表示するときは自動で設定されるので設定しなくても大丈夫です.

SolidColor,SolidColor2

背景の色を設定します.SolidColor2を使用するとSolidColorと組み合わせてグラデーション表示ができるようになります.色の定義はRGB,透明度の順番です.

StringAllign

文字を「左揃え」や「中央揃え」などに設定できます.

Left,Center,Rightと設定すると上揃え
LeftCenter,CenterCenter,RightCenterと設定すると中央揃え
LeftBottom,CenterBottom,RightBottomと設定すると下揃えになります.

StringCase

文字を大文字や小文字に変更します.

StringStyle

太字や斜体の設定ができます.

Normal(普通),Bold(太字),Italic(斜体),BoldItalic(太字斜体)の中から選択します.

FontColor

文字の色を設定します.(例:FontColor = 255, 0, 255, 20)

文字の色はRGBAの順番で設定します.
Rは赤,Gは緑,Bは青,Aは透明度をそれぞれ0~255の数字で指定します.

FontFace

フォントの書式を設定します.(例:FontFace = Ubuntu Bold 700)

書式はGoogle FontsDaFontFont Squirrelの中から選択します.

FontSize

文字の大きさを設定します.(例:FontSize = 10)

設定はpoint単位で定義します.

AntiAlias

図形などの角を丸めることができます.(例:AntiAlias = 1)

初期設定では0となっていますが,1とすることで丸めることができます.

ClipString

指定された大きさを文字が超えたときに,文字を途中で切り捨てるかどうかを設定します.(例:ClipString = 1)

0だと無効,1だと有効,2だと自動に設定できます.

Text

表示する文字を設定します.(例:Text = %1)

%1や%2を使うことで,MeasureNameやMeasureName2で取得したデータを表示することができます.

LeftMouseUpAction,LeftMouseDownAction

このコマンドによって表示したskinをクリックしたときにすることを指定することができます.

URLやソフトを割り当てることで,skinをクリックするとソフトを起動したりできます.

LeftMouseUpActionでは左クリックを離したときに動作し,LeftMouseDownActionで左クリックを押したときに動作します.

特に理由がない場合はLeftMouseUpActionですることをお勧めします.

LeftMouseDownActionだとskinの移動をするためにクリックしただけで,ソフトが起動されてしまうので注意してください.

 

!CommandMeasure

ほかのところで定義したMeasureを呼び出します.

Measure, Arguments, Configの順で指定します.

Measureには呼び出したいMeasureの名前を書き込みます.

ArgumentsにはMeasureに送信する引数を指定します.

 

まとめ

この記事ではRainmeterで使用するさまざまなコマンドを紹介しました.

ぜひ辞書のような使い方をしてみてください.

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それでは最後まで読んでいただきありがとうございました.

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