パーツケースの収納レール(設計編)

雑記

みなさん,こんにちは
おかしょです.

今回は新たなプロジェクトの設計編を紹介していきます.

当ブログでは電子工作の始め方やどんなことができるのかを紹介しています.

電子工作をやっていると,細かい電子部品がたくさんあったりドライバーやニッパーなどの工具があったりするので収納に困ります.

収納方法はさまざまですが,私は引き出し式のパーツケースに電子部品を収納しています.

これのおかげで,電子部品ごとにたくさん収納できるようになったのですが,パーツケースの置き場に困ります.

また,工具は工具箱を持っていなかったので購入しようと考えています.

パーツケースは現在机の上に置いているのですが,勉強スペースを圧迫してしまうのでうまいこと収納したいと思い,このプロジェクトを始動しました.

この記事を読むと以下のようなことがわかる・できるようになります.

  • 電子部品の収納方法
  • 工具の収納方法
  • 3Dプリンターで物を作る手順

 

収納レールとは

私が使用しているパーツケースは幅308 mm,高さ287 mm,奥行き130 mmとなっています.

この奥行きが中途半端なせいで本棚に収納しようにも,デッドスペースが広くなってしまうのでもったいないです.

そこで,パーツケースに車輪を取り付けてレールの上を走るようにしたいと思います.

イメージ図はこの後載せる3D CADの画像を見ていただければわかると思いますが,本棚の一番下の段に横向きにパーツケースをいれて,パーツケースごと引き出して使えるようにしたいと思います.

このようにすることで,本棚のデッドスペースがなくなり,机の上にあったパーツケースがなくなるので学習スペースの確保にもなります.

パーツケースだけでなく,工具を収納する工具箱もこのような車輪を取り付けてレールの上を走るようにしたいと思います.

また,このようなレールは通常,市販のものは金属でできていると思いますが,3Dプリンターで作成したいと思います.

フィラメントはPLAを使用します.

使用したフィラメントがPLAであることに理由はありません.

家にあったからです.
これまでに作ったものもPLAで作成してきましたが,強度的に不安に思ったことはないのでPLAで作成します.

 

収納レールの設計

それでは,設計をしていきます.

設計をするときは,車輪がレールに噛み合うように,使用するときを想定して工夫を施しました.

レールの本体はこのように上下で車輪を噛むような構造にしています.

また,引き出しすぎて車輪が外れるのを防ぐために片側をふさいでいます.
もう片方は本棚の壁にぶうかって勝手に止まるのでふさぎませんでした.

本棚の左右に取り付けるものは片側のみレールがあり,パーツケースの間に入るレールは両側にレールがあります.

また,サイズが大きく3Dプリンターで出力できないので噛み合うようにして二つに分けました.

車輪はこのような軸との一体式にしました.

軸の中央が膨らんでいるのは,車輪が左右にぶれてしまうのを防ぐためです.

上の車輪を固定するのが,この部品です.

この部品の上にパーツケースを乗せて,背面に掘られた溝で車輪をつかみます.

先程のタイヤの軸が太くなっていた部分をしっかりホールドすることで,左右にぶれるのを防ぎます.

以上が本棚に取り付けるレールとレールと噛み合う車輪の部品になります.

パーツケースを引き出すには床を滑らかに転がる車輪も必要です.

そこで,先程と同じような構造の車輪とそれをホールドする部品を設計しました.

先程と同じように車軸は中央を太くして左右にぶれないようにしています.

また,本棚は床から少し高くなっているので,車輪をホールドする部品は先ほどのものよりも大きくなっています.

これらの部品を組み合わせると,以下のようになります.

この図は収納レールを底面から見た図で,車輪がレールに噛み合って手前の二つのパーツケースと奥にある工具箱を引き出すことができます.

 

まとめ

この記事ではパーツケースや工具箱を収納するための本棚下段に接地するレールの設計図を紹介しました.

設計はFusion 360で行っています.

レンダリングをすれば見栄えよくイメージのしやすい図を作成できると思うのですが,面倒なのでレンダリングはしていません.

ヒマなときにレンダリングをやったら更新しようと思います.

 

続けて読む

このブログでは他にも3Dプリンターでいろいろなものを作っています.

今回のような何かを収納するものを作りたい方は下記記事の収納シリーズを見てみてください.

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それでは,最後まで読んでいただきありがとうございました.

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