理系大学生のバイト事情についてバイトを3つ掛け持ちしていた大学院生が教えます.

雑記

みなさん,こんにちは
おかしょです.

この記事では,理系の大学生のバイト事情について説明していきます.

この記事を読むと以下のようなことがわかる・できるようになります.

  • 理系大学生でもバイトはできるのか
  • バイトをするにはどうすればいいのか

 

この記事の著者について

結論から言うと,バイトはできます
なぜ,私がバイトをしながら通ううことができたかの詳細はこの記事の後半で説明します.

現在,私は大学院に通いながらバイトをしています.
もちろん学部生の時からバイトをずっとしています.

一人暮らしをしているので,生活費やスマホ代,通信費などのお金はバイト代と月3万円の奨学金で賄っていました.
親からの仕送りは一切もらわずに生活していました.ただ,学費だけはどうしようもなかったので,親にお願いしていました.

多い時はバイトを3つ掛け持ちしていたこともありました.

この記事では,理系の大学に通いながら,どうやってバイトをしていたのかについてご説明していきます.

 

理系大学生はバイトができない?

私が現在働いているバイト先で高校生が「理系だとバイトができないって本当ですか?」と聞いてきたことがあったのでこの記事を書こうと思いました.(この高校生は私を理系だと思っていなかったみたいです.)

私も高校生の時に,理系の大学生は忙しいと言われてきました.決して,文系だからヒマだというわけではないです.文系の学生でも課題に追われたりして忙しい学生はたくさんいます.
でも,イメージとしては理系の方が忙しいというイメージがありました.

おそらく今でも高校生が聞いてくるので,このイメージは間違っていないと思います.

私が通っていた高校では,理系の大学生は実験や課題が忙しくてアルバイトをしているヒマなどない.もし,アルバイトをするのであれば,留年は覚悟する必要がある.と言われました.

特に,私が進学しようとした大学(現在通っている)は,他の大学よりも課題の量が多くて徹夜しなければ終わらないと言われていました.そのため留年率も高く,3割は留年して卒業の時期が遅れると言われました.

これを聞いたときは,「高校の先生がなんでこんなに脅すんだ?」と疑ってしまいましたが,学部を卒業した今となっては,課題が多くて留年率が3割というのは間違いありませんでした.私と同期で入学したのは130人ほどいたのですが,卒業時は80人くらいしかいませんでした.

大学に入学するまで,このようなイメージを持っていたためアルバイトはできないと考えていました.

 

理系大学生がアルバイトできない理由

先程も言いましたが,理系大学生がアルバイトをするのが難しい理由として以下のようなものがあります.

  1. 課題が多い
  2. 実験がある
  3. 留年のリスクがある
  4. 授業が多い

以下ではこれらについて一つ一つ説明します.

 

1. 課題が多い

課題がとにかく多いです.

私の通っていた学科では必修科目で設計の授業がありました.
なので,部品1つの設計図が課題になったりしていました.

なかでも大変だったのが,図面を提出して終わりではなく,先生と1対1でその図面に関して質疑応答があったことです.
この質疑応答では,図面の線一本一本を見て「なぜここにこの線を引いたのか」などを質問されます.そのため,図面を書く時点でなぜその線が必要なのかまで考えなければなりません.しかも,授業ではなぜ線が必要なのかは教えてくれません.あとで先生に質問に行っても「教科書に書いてあるから」と言って,教えてもらえません.

この例は大学の先生によって違うかもしれませんが,私の通う大学ではこのように聞いても教えてくれない先生がほとんどでした.

そのため,課題でわからないところがあっても自力でどうにかするしかありません.

しかも,それが大量にあるものですから徹夜をしなければ到底終わりません

 

2. 実験がある

理系の場合は実験があります.

授業でやる実験の場合は,授業時間内に終わるのが普通です.
しかし,実験によっては準備などに手間取ると実験の開始が遅れて,授業時間内に終わらないことがあります.私の場合は最長で2時間ほど時間超過したことがありました.

実験を行うだけでも大変で体力を使うのですが,その後に実験の内容を考察するレポートを書かなければなりません.

このレポートが非常に厄介でした.

1番厄介だと思った理由は,先生によってレポートの書き方が違うことです.
ある先生は行間はこのサイズじゃないとだめだと言い,またある先生は先程のサイズでレポートを書いている人なんか見たことがないと言います.
「あの先生はこの書き方が正しいと言っていましたよ」と先生に伝えると,「そんなわけがない」と言ってこちらのいうことに耳を傾けません.

このようにレポートの書き方を指摘されると,当然書き直しになります.内容に関しても間違いがあれば書き直しになります.

また,授業での実験は授業時間内で行われるので良いですが,研究のための実験はそうはいきません.

学部4年生になると,研究室に配属されて実験をやる機会があります.この場合は,実験によっては夜にしかできないものもあります.

私は実験を体育館で行うことが多いため,サークルなどの活動が終わった20時ころから実験を開始します.

開始時間がそれだけ遅いので,家に帰るのは日付を超えたり,最悪帰れないこともありました.

 

3. 留年のリスクがある

これまでも述べてきましたが,課題や実験,レポートなどで非常に忙しいです.

その上,一つ一つが難しいので完成度が低いまま提出期限が来てしまう事もあります.

完成度が低いと当然成績にも影響してしまい,単位を落とす可能性があります.
落とした単位が積み重なっていくと,ある日気付きます「あ,留年確定した…」

理系の大学生に限った話ではないですが,留年のリスクがあるので課題で手を抜くことができません.

 

4. 授業が多い

理系の大学の場合,文系の学生よりも圧倒的に卒業までに必要な単位数が多いです.

そのため,1週間当たりの授業数がたくさんあります.

ただでさえ,課題が多くて時間が必要なのに授業があるせいで課題をやる時間が確保できないというのが当たり前でした.

私が最も忙しかった時は,月曜日から金曜日まで毎日9時から授業が始まり,月曜日は18時まで,他の曜日は16時半まで授業が埋めっている状況でした.
そのような状況で,実験のレポートや図面の課題だけでなく,他の授業でも課題が出るので徹夜をするしかありませんでした.

 

理系でもバイトをできた理由

この記事の最初に言いましたが,私は最高でバイトを3つ掛け持ちしていました.

ここからは,なぜ私が課題が多くて忙しい理系大学生なのにバイトをできたのかを説明していきます.

理由は4つあります.

  1. 時間に融通の利くバイトだったから
  2. 早朝に働いていたから
  3. 根性があったから
  4. 友達を減らしたから

 

1. 時間に融通の利くバイトだったから

理系でもバイトをするには隙間時間を有効利用する必要があります.

例えば,引越しのバイトをする場合は丸1日をバイトにあてなければなりません.平日は授業があるので,休日をバイトにあてなければなりません.

理系の学生にとって,休日は非常に大切です.たまりにたまった課題を休日に一気に消化するため,このような丸1日必要なバイトはやめた方が良いです.

理系の大学生がバイトをしたいのであれば,自分の都合の良いように時間の融通が利くバイトでなければ無理です.

バイトによっては1時間単位でシフトが組めるものもあります.このようなバイトであれば,理系の大学生でも続けることができます.

 

2. 早朝に働いていたから

私が理系でもバイトをしていられた理由として一番大きいのはこれです.

早朝に働いていました.
時間で言うと,5時から8時までの3時間だけ働いていました.

この時間だと,朝ご飯を食べても1限の授業には間に合います.それに,この後の時間は自由に使うことができるので課題などに集中することができます.

早朝に働くと良い理由がもう一つあります.

バイトをしたことがある人はわかると思いますが,バイト前の1時間から30分前は気持ちがそわそわしてしまいます.人によっては何時間も前からそわそわしてしまうかもしれません.
このそわそわしている時間はとてもじゃありませんが課題には集中できません.

早朝の場合は起きてすぐに出勤するので,そのようなそわそわしている時間はありません.なので精神的にも負荷がありません.

ただ,寝坊する可能性があるのでそれだけは注意です.

 

3. 根性があったから

理系でバイトをしながら大量の課題をこなすには根性が必要です.

バイトをすると,どうしても疲れて課題をやる気にはなりません.
そのようなときでも課題に取り組もうと思うには根性が必要です.

根性は突然身につくものではないですが,運動部でまじめに活動していた方は大丈夫かもしれません.

最初に述べましたが,私は最高で3つのバイトを掛け持ちしていました.
早朝に働くバイトと夜に働くバイトをやっていたため,睡眠時間は4時間ほどでした.
早朝のバイトは週に6日か7日働いていました.

私の周りを見回しても,こんなにバイトをしていた学生はいませんでしたが,このぐらいをこなしながら大量の課題を消化し,留年をせずに大学院まで進学するぐらいの根性はあると自信をもって言えます.

 

4. 友達を減らしたから

これを言うと引かれるかもしれませんが,これも重要です.

友達をただ減らしたわけではなく,自分にとって邪魔な人とは付き合わなくなったと言った方が正しいかもしれません.

大学に入ると,地方から来ている人もいるのでいろんな人がいます.

入学した当初は,みんなと仲良くするために愛想笑いや相手をとにかく否定しないように気を付けていました.
そんな風に付き合っていくうちに,授業のノートを見せてという友達や課題を教えてと言ってくる友達がいました.

最初は快く見せたり教えたりしていたのですが,授業中にも頼んでくるようになり,一度断ったことがありました.

すると,その友達はあからさまに不機嫌になり「なぜそんなこともしてくれないんだ」と怒ってきました.

正直,このような友達は不要です.私にとって害でしかありません.

私はそのような人に時間を使っていると,課題をする時間や授業の予習復習をする時間が確保できないと思ったので,そのような友達を切り捨てました.

ただ,すべての友達を切り捨てたわけではなく,しっかりと相手の気持ちも考えることのできる友達とは引き続き仲良くしていました.

私は大学2年生の後期にこのような行動に出て多くの友達を失いはしましたが,その代わりにバイトによる給料と成績を手に入れました.

理系の大学生は友達を切り捨てないとバイトができないというわけではないので勘違いはしないようにしてください.
この記事を読んでいる方がどのように感じるかはわかりませんが,こういう選択肢もあるということを知っておいてください.

 

まとめ

この記事では理系大学生がバイトをするにはどのようにすればいいのかを説明しました.

理系の大学生でもバイトをする方法があるということがわかったいただけたでしょうか.

最後にバイトをする時間を確保する方法をまとめると,「自分に融通の利くバイトを探し,不要な人付き合いをなくす」ということです.

 

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バイトに関しては以下の記事でも解説しています.

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それでは最後まで読んでいただきありがとうございました.

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